2020-07-08から1日間の記事一覧

『スロー・ラーナー』トマス・ピンチョン

○イントロダクション ピンチョン本人の語りは初めて読んだけどやっぱり小説と同じノリで面白い。自虐がバンバン決まるし結局エモに傾いちゃうし。そんなところが好きよ 小説は作者の人生経験の結晶であり、それを無視していた若かりし頃の自分は馬鹿だった的…

『肉体の悪魔』ラディゲ

光文社古典新訳文庫で読んだ。小学校で女子にラブレターを出しただけでその両親に通報され校長に説教をくらうって厳しすぎない?この時代のフランスはそうだったの?それともこの学校がとりわけ厳格だったか、はたまたフィクションか…… p.22 わけのわからな…

「息吹」テッド・チャン

短編集『息吹』に収録されている表題作「息吹」のみ読んだ。 ○息吹 「僕がなぜSFを好きになれないか」という懸案について多くの洞察が得られたという点においてのみ、読んで良かったと思う。 僕が本を読むときには、大きく分けて2つのモードを半ば無意識に使…