ウルグアイ文学

『別れ』フアン・カルロス・オネッティ

別れ (フィクションのエル・ドラード) 作者:フアン・カルロス オネッティ 発売日: 2013/10/01 メディア: 単行本 併録されている2つの短篇はすでに読んで記事を書いたが、表題作の中編「別れ」をようやく読み終えた。あ〜長かった。 ・別れ ("Los adioses", …

「失われた花嫁」フアン・カルロス・オネッティ(『別れ』収録)

hiddenstairs.hatenablog.com 前記事に引き続き、『別れ』に収録されたもう1つの短編「失われた花嫁」(1968)を読んだ。 「この恐ろしい地獄」で、そのレトリカルで難解な文章に驚き感動したが、この短編では文章の凄さというより「語り」が凄いと言ったほ…