2021-02-18から1日間の記事一覧

「この恐ろしい地獄」フアン・カルロス・オネッティ(『別れ』収録)

水声社の〈フィクションのエルドラード〉から寺尾隆吉訳で出版されている、オネッティの『別れ』を最寄りの書店で衝動的に買った。ウルグアイを代表する作家のひとりらしい。初めて読む。 まずは、100ページ弱の表題作ではなく、併録されている20ページほど…