『ドン・キホーテ 前篇』(3.)セルバンテス(1605)

 

 

 

 

 

 

 

2022/3/29~5/27?

 


35章

4/11
36-38章

例の宿でまさかのドン・フェルナンド&ルシンダと再会、そしてトントン拍子に和解。
ドロテーアはドン・フェルナンドのことをまだ好きだったのかい。こんなクソ野郎を……

今度はモーロ人の美女が出てきた。絶世の美女多すぎ案件。この場に3人いるぞ。

 

4/12

39章~
ドン・フェルナンドの連れていた《捕虜》の男の身の上話。

ところが、サアベドラとかいう名のスペインの兵士だけは彼の虐待をまぬがれておりました。 p.106

アルジェの牢屋《浴場》で何度も脱走を企てるも一切罰を受けなかったサアべドラ、セルバンテスのことかいww ちゃっかり自分を登場させて「この人に起こったことはわたしの身の上話よりもずっと面白いけどいまは省くね」的なことをキャラに言わせるの草
でも1巻ですでにセルバンテスの著作が言及されていたよね。ドン・キホーテの蔵書を司祭たちが燃やすくだりで。

 

これまでにわたしも、暇をもてあました折の虚しい興味にかられて、印刷された物語のほとんどすべてを、出だしの部分だけは読んでみました。ところが、最後まで読み通せたような代物はひとつもありませんでした。 p.281

わかる~~

 

感想まとめ

1, 2巻に比べるとやや冗長で退屈だった。

途中100ページくらいある《捕虜》のエピソードとか。「絶世の美女」が4, 5人も一堂に会するのも……。

表紙裏に「実は何ひとつ非日常的なことは起こっていない」とあるが嘘だろう。生き別れの家族や想い人との運命の再会が立て続けに繰り広げられるのとか、ドン・キホーテだけでなく、この小説世界自体が喜劇的に狂っているように思えた。

終盤のいかにもクライマックス感を出すための「騎士道物語は有害か否か」論争は面白かった。

『後篇』からが本番だろうから、10年以内には読みたい。